あなたは持家派?それとも賃貸派? どちらが有利かという意味ですが、いろんな観点から考察できます。住宅ローンの返済総額という点 からみてみましょう。 20年位前は大体金利は5%前後でした。金利5%で1,000万円を35年間借りたとして、35年間の 返済総額は2,120万円になります。借入金額の倍以上を返済していました。 現在の住宅ローンの金利は大体1%です。この金利で35年間借りたとして、返済金額は1,190万円 です。 今と昔では返済総額は930万円もの大差があります。と言うことは、今は、住宅ローンは 絶対に借り得です。 住宅ローンを借りない手はありません。長年この業界にいて率直な感想です。 ですから私は「持家派」に軍配を上げます。 住宅ローンを組むに当たり「変動金利」か「固定金利」にするか迷うところです。 私は、金利が安い「変動金利」で、いいのではないかと思っています。 理由は低金利の時代になって、おおよそ20年位になります。この傾向はこれからも続くと推測 します。 金利も他の自動車とか、衣服とか、食物とかの値段と同じく、需要と供給で決まります。 高度成長期には法人はお金を借りて企業の規模拡大に走り、個人は土地買に狂騒しました。 今では嘘のような話です。 お金に対する需要が以前はフンダンにありました。 ですが、今の低成長の日本では、お金に対する需要も少なく、 金利が高くなる要素は少ないと思います。 ですから、変動金利でいいのではないかと、私は思っています。 しかし、変動金利は不安だ。固定金利がいいと言われる方も大勢おられます。 そんな方には「フラット35」をお勧めします。ビックリするくらい金利も安くなりました。 但し、購入物件により、フラット35を利用できる場合と、そうで無い場合があることにご注意 ください。 |